交配実例


あるびのめだか?」 知恵子師匠の今になって解る凄いところ。

upaがメダカ遊びを始めた2003年頃の変わりメダカ事情は、現在のように気軽に、安価で、どこでも入手することは出来ませんでした。
特にアルビノ系は、入手困難であり、高額な値段にて取引されていました。
それと白メダカと称しても、シルキー、クリーム、ミルキーの区別が出来ていなかったり、間違っていたり、混沌としていました。
もちろん、アルビノも何色メダカのアルビノなのかなんて事は、区別されているはずありませんでした。

そんな時、「あるびのめだか?」知恵子師匠のHPを見て驚きました。
メダカには体色、体型等のバリエーションが有り、しかも、それらは交配により作り出す事が出来るってことでした。
そして、知恵子師匠は、交配理論を踏まえ、選別、交配により、良い種親を厳選し、目標とする自分好みのお気に入りのメダカである「自分のメダカ」を交配により作り出されていました。



知恵子師匠の2002年〜2003年に作り出されていたメダカを紹介します。

upaの勝手な解説です。

左 ミルキー光 オス、 右 シルキー ロングフィン メス、
中 シルキー ロングフィン メス

1.体色について
体色として、白さを追求するためにR色素黄色を抜いたメダカとして、白色系でクリームを排除し、シルキー、ミルキーを使用した。
体色の優勢、劣勢は、茶色>緋・青>白>白(ミルキー) って順で、使用するシルキー、ミルキー体色は、最も劣性な体色である。
当時は最も劣性なために、良姿、健全なミルキーを作り出す事だけでも難易度は高かったです。
2.体型について
光メダカを使用。これも劣勢です。 普通種体型>光体型
当時は光メダカも入手困難及び高価でした。
そして、光メダカは奇形が多く、最初から背骨曲がりは駄目なのはもちろんの事、成長に伴いフルサイズになっても姿形が良い光メダカは、大量に作って厳選しないと得られなかったことでしょう。
3.他に無い特徴
そして、重要な要素として、他に無い特徴を備えたメダカを見出す目利きの素晴らしさです。
今でも思います。良くこんなメダカを探し出せた事。
メスなんだけどオスのようにヒレが長い特徴をそなえたメダカ。
種親メス「ロングフィンマザー」です。
4.アルビノが出るように仕込む
種親オスのミルキー光メダカは、アルビノへテロである。
白さを追求したアルビノと光体型のメダカが出来るようにです。
アルビノは、ヘテロから出たアルビノのほうが強くて健全なメダカだと言われてました。
5.事前段階として「種親オスのアルビノへテロミルキー光メダカ」に至るまで
ここまでにも多重劣勢交配が必要。
想像出来る例として
?色アルビノ普通体型×ミルキー光体型=?色普通体型
?色普通体型×?色普通体型=4分の1 光体型となる。
しかし、?色では、F1では最も劣勢なミルキーは出ない。
F2でミルキー光は出るが、アルビノへテロの確証は無いので、アルビノへテロだったのはラッキー?
もしくは、?色では無くミルキー、シルキー、ウスアオ、アオ系の黄抜きアルビノをすでに完成させていたのかも。


歴代交配結果



見事に体色とロングフィンが受け継がれてます。



白色アルビノロングフィンを作出

管理人:知恵子 HP作成担当:あずま 無断転載:upa

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