≪あるびのめだか?≫では、変わりメダカを理解しやすいように、下記のように統一しています。 |
◎ワイルドタイプ又はワイルド |
野生のメダカ。市販している川メダカ、黒めだか |
◎メダカ |
人工繁殖し、市販されているメダカ・ ヒメダカ。群れの中にまれに、白メダカも混じっている。 |
◎カラーメダカ |
人工繁殖しているメダカや、野生のメダカを選別、淘汰して作出されたもの。 大きく分けて、茶・赤(オレンジ)・青・白・白(ミルキー)など、様々な色が存在する。 |
◎光メダカ |
カラーメダカの背ビレ・尾ビレが、鏡像複製で、幅広の背ビレ・菱形の尾ビレに変化したもの。 また、命名の由来となったと思われる、光沢が頭の後ろから、背ビレに達する幅で、お腹の方まで、 帯を巻いたように、のっている。カラーメダカと同じように、様々な色が存在する。 |
◎普通種(ノーマル) |
カラーメダカ中の、茶色のメダカ。 |
◎アルビノ |
色素の抜けたもの。 ●ブドウ目 明るい赤紫から暗い赤紫色まである。明るい色は、ルビーのように赤く、 暗い色は、黒目とほとんど変わらなく見える個体もいるが、体色は普通種と比べると、透明感がある。 ●ルビーアイ 非常に赤く澄んで見える。宝石のルビーに似た色合い≪あるびのめだか?≫造語。 ●リアルレッドアイ どこから見ても、影の出来ない目。角度により、レンズのように透けている。 遺伝的にアルビノの中では、最も劣性になる。ただし、メダカでは未確認。 |
交配について |
品種を改良する上で、基本となる事柄の一つに挙げられるものが、同胎交配である。 同胎交配とは、同じ親から生まれた、兄と妹、弟と姉、兄と姉、弟と妹を常に掛け合わせること。 メスとオスの両親(ペア)から産まれた子供達を、F1という。そのF1を同胎交配すると、 メス×オス(ペア)=F1、F1×F1=F2、F2×F2=F3、F3×F3=F4・・・・と同胎交配を続ける限り、Fの数字は多くなっていく。 戻し交配として、母と息子、父と娘、祖父と孫娘、祖母と孫息子のかけあわせもする。 同様に、叔父、叔母・・・・・とにかく、基本は一族(血縁)で、交配すること。 戻し交配をした場合は、その交配をした時点で、F1からもう一度、再スタートになる。 親と子供が、ペアを組むと、産まれて来た子達は、F1となる。 親×F1 (ペア)=F1、F1×F1=F2、F2×F2=F3、F3×F3=F4・・・・と同胎交配を続ける限り、 Fの数字は多くなっていく。※親と交配するものがF2やF3でもF1になる。 同様に、F1とF4がペアになると、産まれるのは、F1になる。 F1×F4(ペア)=F1、F1×F1=F2、F2×F2=F3、F3×F3=F4・・・・と同胎交配を続ける限り、Fの数字は多くなっていく。 新規購入や、知人に譲ってもらって、手持ちのメダカとペアを組ませて、産まれた子供達も、F1となる。 他から導入したメダカ×手持ちのメダカ(ペア)=F1になる。 メス×オス(ペア)=F1、F1×F1=F2、F2×F2=F3、F3×F3=F4・・・・と同胎交配を続ける限り、Fの数字は多くなっていく。 品種改良はどの生物でもこうして、純粋種、純血種を作出してきました。 そのなかでも、最も際立ったものの一つが、アルビノではないでしょうか。 優性・・・・・劣性⇒ 体色=茶色>オレンジ・青>白>白(ミルキー) 体型=カラーメダカ>光メダカ>縮みメダカ>光縮みメダカ カラーメダカ>ウェーブ アルビノ=黒目>ブドウ目>リアルレッドアイ ★ペアの組み合わせは、通常はオス、メスの体色・品種が逆でも、かまわない。 ★交配は、同型接合体といわれるもので、スタンダードな個体の作出例になります。 たとえば、茶色といわれる色でも、メダカの場合は、沢山のカラーがあります。 こげ茶、赤茶、黄茶、青茶、などのように、茶色だけでも大きく分けて、この位挙げられますが、 最も一般的な組み合わせを例にあげています。 これとあれで、大体こんな色になるのか・・・と、言うような軽い参考にしていただけると嬉しいです。 一番大切なのは、あきらめずに、卵を取り、子供を育てる事です。そのうちにきっと、 ほしかった、憧れのメダカが、あなたの水槽に、泳ぐはずです。ただ、むやみに繁殖しても、 理論上の遺伝だけを勉強しても、あこがれには、中々お目にかかれません。 どちらか一方だけではなく、両方のバランスをとる事によって、 無駄なメダカを量産する・理論だけでめげてしまう・・・という事がなくなるように、お手伝いできればと交配表を作りました。 ☆普通種同士の交配から、アルビノが出た。 ☆両親の体色とはまったく違った、子が産まれた。 ☆カラーメダカから、光メダカが出る。 ☆普通種から、ダルマ(縮み)が出る。 等といった、ちょっとお得な、宝くじのような、楽しい可能性もあります。雑種と言ったらそれまでですが・・・。 遺伝は、まったくの素人で、うまく説明できませんので、専門的に説明しているサイトがあるので、 それらを参考にしていただければ、大変に助かります。また、交配表のほうに書ききれなかった事を、 一覧で補足してあります。 今まで、実践して、わかった事柄をまとめてありますが、 あくまでも一個人としての経験に基づいているために、誤りや偏りがあることは、ご了承ください。
2003年9月 知恵子 |
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