１９９３年１１月号　月刊アクアライフ　新グッピーへの招待６より

この写真が掲載されているページに、知恵子師匠の名がありました。

以下　解説文（故　筒井良樹氏）
リアルレッドアイアルビノホワイトネオンテール
俗にアルビノスーパーヴァイスと呼ばれるもののリアルレッドアイ系。
この難易度の高さは知る人ぞ知る。

明らかにリアルレッドアイで、しかも体色はホワイトである。
これには驚いた。
体色ホワイトにまで持っていってしまうのだから大変な技術である。
体色ホワイトという形質は、Ｂ（ゴールデン）遺伝子とＲ（レッド）遺伝子が両方とも劣性ホモで揃えなければ作れない。
さらにこれのリアルレッドアイアルビノである。
常染色体上の体色遺伝子としては、aabbGGrrという驚異の三重劣性である。
実物を見せていただいたが、オスメスともすばらしく安定感のある体型で、丁寧に育てられたことは一目瞭然である。
数日後に見に来た秀島氏と「こりゃサラリーマンじゃ作れないな」と話し合った。
普通の人がこの系統を育てたら、もっとヨロヨロした仕上がりにしかならないだろう。

変りメダカでも難易度の高いメダカを作出

知恵子師匠は、メダカでも多重劣勢交配及び丁寧にしっかり育て上げる事が可能で、難易度の高い技術には確かな実績があった証拠です。
upaは、それらの事を実体験する機会として、キリ番プレゼントで師匠のメダカを頂いた事がありました。
そのメダカは、後にも先にも二度とお目にかかる事が出来ない強烈なメダカとなり、いつまでもメダカ遊びを続ける事になってしまいました。

知恵子師匠作出アルビノメダカの特徴
全長が４センチオーバーのフルサイズ。
顔付、骨格、体長、体高、ヒレ等のバランスが取れていて、容姿がとても良い。
ヒレは透明で体色は白。目は赤く澄んだ綺麗な目。
本当に驚かされました。

知恵子師匠は、変りメダカでも難易度高く、素晴らしい仕上がりのメダカを作られていました。

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